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【YouTubeのSEO対策】再生回数アップの方法

youtubeのSEO対策

YouTubeの動画再生数がなかなか増えないという悩みを抱えている方は少なくありません。今回、動画再生数アップを実現させる「YouTube SEO対策」についてご紹介します。
対策を行う上でのポイントもあわせて紹介しますので、動画再生数アップを目指している方はぜひチェックしてください。

目次

YouTube SEOとは?

「SEO」という言葉を聞いたことがないでしょうか。SEOとはSearch Engine Optimizationの略称で「検索エンジン最適化」という意味です。検索エンジンで自身の動画を検索結果の上位に表示させ、動画再生数アップを目的として行われます。
YouTube SEO対策を噛み砕いて説明すると、「ある検索キーワードで動画検索した際、検索結果として表示される最上部に自身の動画が表示されるようにすること」を指します。より多くのユーザーに動画を視聴してもらうために、YouTube SEO対策を行うと考えてよいでしょう。

YouTube SEO対策をするとどんなメリットがあるの?

適切なYouTube SEO対策を行うと、多くのユーザーの目にとまりやすいことが分かりました。では、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
以下は、アメリカのデータ調査会社SISTRIXにより発表された「検索順位と閲覧率の関係」を表したグラフです。つまりこのデータからは、検索結果としてコンテンツが表示されたときにどれだけクリックされたかという割合が分かります。

検索順位別クリニック数

引用:Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid – SISTRIX”.SISTRIX.2020
グラフから、検索結果1位に表示された際のクリック率の高さが見て取れます。また、検索結果の表示順位が下がるにつれ、クリック率が大幅に減少しているともいえるでしょう。たとえば、自身の動画の検索結果の順位が10位であった場合、5位にランクアップすると閲覧数は3倍ほど増加することが期待できます。
従って、より多くのユーザーに自身の動画を視聴してほしいのであれば、検索結果の上位表示を狙うとよいといえます。多くのユーザーに自身の動画を視聴してもらうことで、知名度を上げることや商品購入などの目的が達成されやすくなると考えられるでしょう。

YouTubeの検索結果の表示順位はどうやって決まるの?

検索結果の表示順位は、動画の再生数に大きな影響を与えることが分かりました。では、検索結果の順位はどのように決められているのでしょうか。
残念ながら、YouTubeの検索結果の表示順位がどのように決定されているのかは公表されていません。しかし、ある程度の予測をたてることはできます。
以下は、動画SEOのコンサルティングを手掛けるアメリカの会社Briggsbyが発表したデータを元に作成したグラフです。「検索結果の順位決定に大きな影響を与えると考えられる項目と、その影響力の強さ」を表しています。

引用:“YouTube SEO: How to Rank YouTube Videos [Study]”.Briggsby.2018.

グラフから、再生回数・チャンネル登録者数・高評価数・コメント数など、ユーザーからのアクションが検索結果の順位決定に大きな影響を与えていることが分かります。従って、検索結果の表示順位を上げるためには、ユーザーからのアクションを多く引きだす必要があると考えられるでしょう。

YouTubeで再生回数をアップさせるコツとは?

紹介したデータに基づいて、YouTubeの再生回数をアップさせるためのポイントをいくつか導き出しました。これらのポイントは「再生回数をアップさせるためのコツ」であり、「YouTube SEO対策」といえるでしょう。
ポイントをひとつずつクリアすることで、動画再生数の増加が期待できます。

1. ユーザーが検索するキーワードを動画タイトルにいれる

YouTubeでは、視聴したいテーマのキーワードを検索エンジンに入力し、検索します。検索結果として表示される動画は、入力したキーワードに関連したものです。これらは動画のタイトルや動画説明文に、検索したキーワードが入力されていたため表示されたといえます。
もし、ユーザーが検索したキーワードに関連する情報がなにも入力されていない動画であれば、検索結果としてその動画が表示されることはありません。従って、動画のタイトルにはユーザーが検索するキーワードをいれる必要があります。
動画タイトルでは、「動画のテーマとなるキーワード」「ユーザーが検索するキーワード」「ユーザーがどんな動画か分かるキーワード」をいれることが重要です。

2. 動画の説明欄では情報を充実させる

動画の説明文は、ユーザーの目に触れない箇所だと思っている人は少なくありません。しかし、動画の説明文は検索結果の上位表示を狙うために必要不可欠な存在。なぜなら、動画のタイトルだけでは不足している情報をテキストで補足できる場所だといえるからです。
説明文に入力された情報によって、自身の動画に関連するキーワードを増やすことができます。関連するキーワードを増やすことで、検索結果として表示させる可能性を広げることが可能です。タイトルよりも多くの文字数が入力できるため、より多くの関連キーワードをいれることができます。
とはいえ、説明文が思いつかないという方もいることでしょう。続いて、説明文を考える際のポイントを紹介します。

ポイント:関連キーワードを洗い出す

まずは動画に関連するキーワードを洗い出します。ユーザーが動画を検索する際、どういったキーワードを入力して検索するかを考える方法もおすすめです。ただし、動画で取り上げないキーワードは選んではいけません。あくまで動画の説明文であることを念頭において考えましょう。動画の内容を書き起こすのもよい方法かもしれません。
では、具体的な例をあげて関連キーワードをいくつかあげてみましょう。
たとえば、「チョコレートケーキの作り方」の動画を作成したとします。チョコレートケーキに関連するキーワードとして、「おいしい」「失敗しないコツ」「レシピ」といったキーワードがあげられることでしょう。それらのキーワードを自然な文章になるように、動画のタイトルや動画の内容と矛盾しないように、説明文に取り入れます。
もし、関連キーワードが思いつかないのであれば「ラッコキーワード」という無料のキーワードリサーチツールの活用もおすすめです。動画のテーマであるキーワードを入力すると、関連するキーワードが表示されます。
ツール:ラッコキーワード

ポイント:タイムスタンプ機能を活用する

「タイムスタンプ」とは、時間をクリックすることで動画の該当箇所に自動で移動するという機能です。とくに長い動画ではよく利用される機能でもあります。
下図のように、タイムスタンプを活用しましょう。

タイムスタンプを活用することで動画の目次の役割をもたせることも可能です。さらに、セクションにタイトルや内容を表記することで、関連キーワードや動画の重要なポイントを自然に説明文に盛り込むことができるともいえます。説明文の情報が充実するだけでなく、ユーザーは動画を視聴しやすくなるでしょう。

ポイント:ハッシュタグを活用する

「ハッシュタグ」とは、「#」のあとに特定のキーワードを付与したものです。ハッシュタグにすることで、同じキーワードのハッシュタグがついた動画をまとめて検索することができます。関連動画を視聴したいユーザーが利用する機能のひとつです。
下図のように、ハッシュタグは動画タイトルの上部や説明文に表示されます。

説明文にハッシュタグを入力することで、ほかの動画のハッシュタグからの流入数が期待できます。動画のテーマとなるキーワードを使用してハッシュタグを追加しましょう。この際、ハッシュタグの#は必ず半角入力するように注意が必要です。
また、ハッシュタグは多ければ多いほどよいというわけではありません。ハッシュタグを多用すると、タグスパム行為と判断されペナルティが課せられる恐れがあります。ペナルティの対象となると、検索結果の上位表示されなくなったり動画が削除されたりすることも。ハッシュタグは3個から5個程度、厳選したキーワードで作成するようにしましょう。

3. 説明文に自身のチャンネルのURLや関連動画を張る

説明文に自身のチャンネルやWebサイト、SNSのURLを記載しましょう。動画を気に入ったユーザーが、自身のサイトやSNSを訪れることでほかの動画の再生回数アップも期待できます。
また、YouTubeは動画の最後に自動で、他者がアップした関連動画がおすすめとして表示されます。視聴者は自身の興味のあるテーマを検索すると、続けてそのテーマに関連する動画を視聴する傾向があるためです。YouTubeより、おすすめとして表示された関連動画を視聴する割合は70%だという結果が公表されています。従って、説明文に自身の関連動画のリンクを張るのもよい方法といえるでしょう。
少しでも自身の動画がユーザーの目にとまるように工夫し、チャンネル全体の動画再生数を上げていくことが大切です。ただし、あくまでリンクは関連動画のみを選定し、動画の内容と矛盾のないように気をつけましょう。

4. 自身のチャンネルページにおいても情報を充実させる

自身のチャンネルページにおける説明文でも、しっかりと情報を充実させましょう。動画のテーマとなるキーワードやジャンルを入れることで、興味をもつユーザーへ視聴を促すことが期待できます。チャンネルページの説明文においても、ハッシュタグを利用するのもおすすめです。
また、テキストだけでなく公開動画の本数を増やすことも、チャンネルページを充実させるひとつの要因です。

ポイント:再生リストを活用する

自身の動画本数がある程度増えてきたら、再生リストを作成するのもおすすめです。特定のテーマに興味をもったユーザーが、過去に公開した動画を視聴する可能性が高くなります。動画再生数の増加を期待できるだけでなく、自身が今まで作成した動画の把握が容易になると考えられるでしょう。
また、検索結果の上位表示を実現している人気チャンネルでは、公開動画本数が50本以上あることが多いです。人気チャンネルでは、たくさんの動画を再生リストでうまくまとめていることが確認できます。再生リストを作成する際は、一度人気チャンネルをチェックしてみてはいかがでしょうか。

5. WebサイトやSNSからの流入再生数を増やす

前述したとおり、再生回数は検索結果の表示順位に大きな影響を与えると考えられています。再生回数が多い動画は人気のある動画ともいえるため、検索結果で上位表示されるのも当然といえるでしょう。従って、できる限り動画の再生回数を増やす工夫が必要です。
動画再生数を増やすために、自身のサイトやSNSで積極的にYouTube動画への誘導を行うようにしましょう。少しでも多くのユーザーの目にとまるよう、動画の宣伝にも力をいれることをおすすめします。もちろん、自身の動画だけでなく、自身のチャンネルページへの誘導も効果的です。

ポイント:動画公開からの数週間は上位表示されやすくなる

YouTubeでは、動画を公開してからの数週間は上位表示がされやすい傾向にあるといわれています。「新規ブースト」と呼ばれることも。上位表示されやすい期間を狙い、動画の宣伝をすることも効果的だと考えられます。
宣伝によって視聴者数が増えることで、さらに上位表示される可能性が高くなります。上位表示されるとさらに視聴者数の増加が期待できるでしょう。

6. 最初の5秒間を意識して動画を編集する

ユーザーに動画をクリックしてもらっても、すぐに離脱されては意味がありません。そこで注目したいのが、ユーザーの視聴時間と離脱率の関係性です。ユーザーは、自分が求めている動画であるかを最初の5秒で判断している傾向にあります。
なかなか動画が始まらない・オープニングが長い・挨拶が長くて本題に入らないといった場合、ユーザーの多くはすぐに離脱してしまうと考えられます。従って、再生から5秒以内に出演者が話し始めるなどでユーザーの興味を引くようにしましょう。

7. チャンネル登録・高評価・コメントなどのアクションを促す

チャンネルの登録者数や高評価・コメントは、検索結果の上位表示に大きな影響を与えると考えられます。そのため、動画内で視聴者にアクションを呼びかけるようにしましょう。一般的に、呼びかけは動画の最後に行われることが多いです。
また、下図のような画像を動画内に挿入するのもよい方法のひとつといえます。

あらかじめユーザーのアクションを促す画像を作成しておき、動画編集の際に挿入するとよいでしょう。
また、画像を用いることで、動画のセクションにさっと挿入することが可能です。何度も口頭でアクションを依頼すると、時間もかかってしまううえ、ユーザーへ良い印象を与えることができない可能性が高いです。画像であれば、口頭よりもユーザーが感じる「押しつけ感」がいくらか緩和されることでしょう。

ポイント:高評価と低評価の割合は8対2程度を目指す

検索結果の上位に表示されている動画の評価は、すべて高評価であるとは限りません。さまざまな方が視聴するぶん、意見や感想もユーザーごとに異なるといえます。低評価が数個ついたからといって落ち込まないようにしましょう。
とはいえ、検索結果の上位に表示されている動画の高評価と低評価の割合は気になるものではないでしょうか。上位表示されているいくつかの動画を調べた結果、高評価と低評価の割合は8対2となっているケースが多く見受けられました。従って、自身の動画の評価も8対2をひとまず目指すとよいでしょう。
また、低評価の多い動画は理由を見つけることが大切です。しっかりと理由を分析し、次の動画作成に活かしましょう。

8. YouTubeアナリティクスを活用して分析する

「YouTubeアナリティクス(YouTube Analytics)」とは、公開した動画や自身のチャンネル全体の再生状況が解析できる無料ツールです。YouTubeのアカウントを所持していれば利用することができます。
以下のリンクより、YouTubeアナリティクスの活用方法を紹介しています。詳細が知りたい方はぜひ参考にしてください。
リンク:YouTube Analytics 解説
YouTubeアナリティクスでは、流入元や平均視聴時間などを把握可能です。それらの分析データを活用することで、作成した動画の改善点を見出すことやユーザーニーズに応えた動画が作成できるでしょう。
ツール:YouTubeアナリティクス

9. サムネイル画像の検証をする

ユーザーは動画タイトルとサムネイルによって動画の内容を想像するため、サムネイルは非常に重要な役割を担っているといえます。思わず目を引くデザインや、ユーザーの興味を引くようなサムネイル画像であればベストです。
注意すべきは、どの端末からも見やすいサムネイル画像であるかどうかです。スマートフォンでは、サムネイル画像はより小さなサイズで表示されます。そのため、文字が小さくて見づらいケースも少なくありません。一度、自身のスマートフォンでサムネイル画像の見え方を確認するとよいでしょう。
また、サムネイル画像には正解がありません。仮設を立てながらサムネイル画像を作成し、実際のクリック率を確認しながらサムネイル画像の見直しを行いましょう。サムネイル画像は動画再生数を左右する要素でもあるため、評価・改善を繰り返し行うことが重要です。
「画像を全面に打ち出す」「人物を全面に打ち出す」「キャプションを入れて動画内容をアピールする」など、さまざまなサムネイル画像を作り、ユーザーからの反応を確認することをおすすめします。

まとめ

YouTube SEOの観点から、動画再生数アップのコツとポイントを紹介しました。どれも難しいものではなく、すぐにでも取り組める内容だったのではないでしょうか。しかし、紹介したコツとポイントを一度行うだけでは不十分といえます。
再生回数をアップさせるためには、すでに公開している動画の反響を分析し、次回の動画に活かす工夫が必要です。また、自身の動画やチャンネルページの宣伝も行わなければいけません。
YouTube SEO対策はすぐに結果がでるものではないため、結果がでなくても地道にコツコツと対策を続ける必要があるでしょう。
今回の内容を参考に、ぜひ動画の再生回数アップを目指してください。

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