コンビニで養うマーケティング的視点
仕事抜け出してコンビニで買い食い
あー。たまにはいいもんですね。学生みたいで。
事務所に引きこもって作業ウィークだった先週の仕事も一段落。
ちょっと抜け出して近くのコンビニでフランクフルトでもかじりながら
お散歩でもしよーっと。
こんにちは。栃木県宇都宮市で「日本一初心者に優しいホームページ制作会社」をやっております、ハッスルウェブのマックスです。いつもお世話になっております。
コンビニで雑誌を立ち読みするときにいつも思うこと。
ホント、ファッション誌って、自分のこと大好きだよなぁ...。
自分とこの【雑誌名】を全面的に押し出しています。
え?それって当たり前なんじゃないの?
てなツッコミも入りそうですが、
雑誌の表紙って、じっくり見てみると面白いんですよね〜。
業界ごと、出版社ごとにいろんな特色があって、そこにはさまざまな工夫がなされています。
今回は、雑誌の表紙のレイアウトと、その発行部数の因果関係について考えてみました。
自分のこと大好きな【雑誌名】を主張しまくっているファッション誌のなかに、ちょこんと佇む【TOKYO1週間】です。
この雑誌だけ、周りの雑誌と【表紙の構成】が違うのは分かりますか?
この違いは分かりますか?
陳列されると【雑誌名】しか見えてないのですよ。ファッション誌は。対して、TOKYO1週間は大切な【コンテンツ(内容)】の部分をしっかりと見せているのです。
つまり、ファッション誌は、肝心な内容を見せていないのです。
ゴシップ誌?に学ぶ、表紙のレイアウト
はい。女性セブンです。
この雑誌の表紙はとても計算されています。
さらに上手なのは、
4隅全部を重要なコンテンツで埋めるのではなく、左下隅には特に何も目立つ要素を配置していないところです。
この4隅を全部埋めてしまうと、
うるさくなって逆に見づらくなっちゃうんですよ。
雑誌の表紙でもホームページでも名刺でもなんでも同じなんですが、
【左上】の部分ってかなり重要なスペースなのです。
ですから、絶対に見てもらいたい部分、主張したい部分は、
【左上】に配置するべきなのです。
女性自身も【雑誌名】の配置位置はちょっと下げて、重要なコンテンツ(内容)をいちばん上に配置しています。
SPA!もそうですね。「大谷翔平の二刀流論」というコンテンツを配置して、さらに写真も大谷投手です。キャッチコピーと写真を連動させています。気合の特集を組んだのでしょう。いつものSPA!とはちょっと違います笑
FRIDAYは、いつもこんな感じですね。
でもこの雑誌くらいになったら超重要な【左上ゾーン】を雑誌名で使ってもいいのです。
他と比較してみても、かなり売れてる雑誌ですから。
表紙の【左上ゾーン】と【発行部数】を比較してみた
モーニングです。人気の雑誌ですよね。
左上ゾーンというか、最上部に【雑誌名】を配置しています。
けっこう売れてるほうですよね。
てか、やっぱヤンジャンとヤンマガは強いですね。
月刊ヤングチャンピオンです。
左上ゾーンは【DVD付録】をアピールしています。
おお。結構売れてます。モーニングと比較しても60,000部少ないくらいです。
左上ゾーンの使い方がとても謙虚で好感が持てます笑
では、ファッション誌は?
JJです。左上ゾーンをふんだんに【雑誌名】を使用しています。
Oggiです。こちらも同様ですね。
VOCEです。
基本的にファッション誌は左上ゾーンに【雑誌名】を配置します。
多くは語りませんが、いかがでしょうか。
オシャレに寄せる雑誌ほど、左上ゾーンには【雑誌名】を主張し、その発行部数は...。
しかし、例外があります。
雑誌の表紙には、ほぼほぼ自分のところの【雑誌名】しか配置せず、肝心の中身を表紙にほとんど載せてない雑誌があります。それは...。
すごいです。超シンプル。週刊文春です。
しかもこれ「みょうが」ですか...。もはや意味不明です笑
でも、いいんです。
群を抜いて売れてるから!
ここまで売れたら「みょうが」でもOKなのでしょう!!
あなたが雑誌を出版するとしたら
どんな表紙にしますか?
それでは今回はこの辺で。
ではまた。